JLPT N2 · Question 29
Not quite
That is not the right answer.
子どもが「お父さんよりお母さんのほうがこわい」と言うのを耳にすることがある。
父親が外で働く家庭では、どうしても母親のほうが子どもと過ごす時間が長く、その結果、叱る役目が母親に回りやすい。
一方、父親は一緒にいられる時間が短いため「子どもに嫌われたくない」という思いが強く、強く注意するのを控えがちだ。すると、母親ばかりが注意し続け、育児が重荷に感じられることもある。
ある専門家は、母親は子どもを包み込んで受け入れる役、父親は必要なルールを示して厳しく教える役を担うべきだと述べている。
父が厳しく叱ったあとに、母が気持ちを受け止めてフォローすると、親子関係は安定しやすい。叱る場面では、父親がその役を引き受けることで育児はうまく回るのだ。
もちろん近年は家庭内の役割が固定的ではなくなってきた。しかし、子育てに関しては、こうした考え方に耳を傾ける価値があるだろう。
文中の「こうした考え方」は何を指しているか。
Your answer: 子どもは叱らず、ほめるだけにするという考え
Correct answer: 父親が厳しく叱り、母親が受け止めてフォローするという役割分担
Vocabulary
- 過ごす — to spend (time)
- 役目 — role; duty
- 回る — to be passed around; to come around (one's turn)
- 控える — to refrain; hold back
- 嫌われたくない — do not want to be disliked
- 重荷 — burden; load
- 専門家 — expert; specialist
- 包み込む — to wrap; to embrace (figuratively)
- 受け入れる — to accept; to receive (favorably)
- 示す — to show; to indicate
- 担う — to bear; to take on (a role)
- 厳しく — strictly; severely
- フォローする — to follow up; to provide support
- 親子関係 — parent–child relationship
- 安定する — to stabilize; become steady
- 引き受ける — to take on; to accept (a task/role)
- 固定的 — fixed; rigid
- 耳を傾ける — to listen attentively; heed
- 価値 — value; worth
- 注意する — to warn; to caution
- こわい — scary; fearsome
- 過程 — process; course (of events)