JLPT N1 · Question 17
Not quite
That is not the right answer.
胃の存在は、しばしば意識されることがある。多くの人が、日常的に「胃が痛む」とか「胃の調子が悪い」と口にするが、それが本当に正確かどうかは疑わしい。
例えば、指先の痛みは比較的はっきり感じられる。なぜなら、脳には指に対応する知覚の領域がきちんと備わっているからである。
逆に、その領域に異常が起これば、実際には問題がなくても、指が痛いとか、かゆいとか、何かが触れたように感じることがある。
つまり体の表面については、脳は詳細な地図のようなものを持っていると言える。体表とは外界と自分の体を分ける境目であり、いわば国境のような役割を果たしている。
そのため、脳という司令塔は、その国境で起きた変化をどの部分で起きたのか、かなり正確に把握できるのである。
しかし内臓については、そのような細かい地図は存在しないようだ。本来そこは『正常に機能している』はずの部分であるため、脳は細部までの把握を必要としていない。
もし地図が存在すれば、胃の一部が痛むとか、特定の箇所が輪のように痛むといった詳細な感覚が分かるはずだが、実際にはそのようなことはできないのである。
文中の「そのような細かい地図」とは何を指しているか。
Your answer: 胃の働きを助ける構造
Correct answer: 体の各部分の感覚を正確に把握できる仕組み
Vocabulary
- 胃 — stomach
- 存在 — existence
- 意識 — consciousness; awareness
- 日常的 — daily; routine
- 調子 — condition; state
- 正確 — accurate
- 疑わしい — doubtful
- 指先 — fingertip
- 比較的 — relatively
- 脳 — brain
- 知覚 — perception
- 領域 — area; region
- 異常 — abnormality
- 触れた — touched
- 体表 — body surface
- 外界 — external world
- 境目 — boundary
- 国境 — national border
- 司令塔 — control tower; command center
- 把握 — grasp; comprehend
- 内臓 — internal organs
- 機能 — function
- 細部 — details
- 実際 — actually