JLPT N1 · Frage 16
Lies den Text und beantworte die Frage
胃の存在は、しばしば意識されることがある。多くの人が、日常的に「胃が痛む」とか「胃の調子が悪い」と口にするが、それが本当に正確かどうかは疑わしい。
例えば、指先の痛みは比較的はっきり感じられる。なぜなら、脳には指に対応する知覚の領域がきちんと備わっているからである。
逆に、その領域に異常が起これば、実際には問題がなくても、指が痛いとか、かゆいとか、何かが触れたように感じることがある。
つまり体の表面については、脳は詳細な地図のようなものを持っていると言える。体表とは外界と自分の体を分ける境目であり、いわば国境のような役割を果たしている。
そのため、脳という司令塔は、その国境で起きた変化をどの部分で起きたのか、かなり正確に把握できるのである。
しかし内臓については、そのような細かい地図は存在しないようだ。本来そこは『正常に機能している』はずの部分であるため、脳は細部までの把握を必要としていない。
もし地図が存在すれば、胃の一部が痛むとか、特定の箇所が輪のように痛むといった詳細な感覚が分かるはずだが、実際にはそのようなことはできないのである。
この文章の内容として最も適切なものはどれか。
Antwortmöglichkeiten
Vokabeln
- 胃 — Magen
- 存在 — Existenz
- 意識 — Bewusstsein
- 日常的 — alltäglich
- 調子 — Zustand
- 正確 — genau
- 疑わしい — zweifelhaft
- 指先 — Fingerspitze
- 比較的 — relativ
- 脳 — Gehirn
- 知覚 — Wahrnehmung
- 領域 — Bereich
- 異常 — Anomalie
- 触れた — berührt
- 体表 — Körperoberfläche
- 外界 — Außenwelt
- 境目 — Grenze
- 国境 — Staatsgrenze
- 司令塔 — Leitzentrale
- 把握 — Erfassung
- 内臓 — Innere Organe
- 機能 — Funktion
- 細部 — Details
- 実際 — tatsächlich